略取・掠取(読み)りゃくしゅ

精選版 日本国語大辞典 「略取・掠取」の意味・読み・例文・類語

りゃく‐しゅ【略取・掠取】

〘名〙
① 奪い取ること。かすめ取ること。
日本外史(1827)七「大内弘世久属官軍、略取周防長門
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「赤間ケ関の藩庁を不意に襲うてこれを略取(リャクシュ)し」 〔漢書‐韋玄成伝〕
暴行脅迫を用いて、人をかどわかしたり、連れ去ったりすること。
刑法(明治一三年)(1880)三四一条「十二歳に満たざる幼者を略取し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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