由由(読み)よしよしし

精選版 日本国語大辞典 「由由」の意味・読み・例文・類語

よしよし‐し【由由】

〘形シク〙 由緒ありげで深みがある。まずまず風情がありそうである。一流ではないが情趣ありげである。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「ゐなかびず、よしよししくかはらかなるかほつきして」
よしよしし‐げ
〘形動〙
よしよしし‐さ
〘名〙

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普及版 字通 「由由」の読み・字形・画数・意味

【由由】ゆうゆう(いういう)

ゆったりする。自得するさま。〔孟子、万章下〕柳下惠は汚君を羞ぢず、小官を辭せず。~佚せられて怨みず、阨窮して憫(うれ)へず、人と與(とも)に處(を)り、由由然として去るにびざるなり。

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