由布川渓谷(読み)ゆふがわけいこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「由布川渓谷」の意味・わかりやすい解説

由布川渓谷
ゆふがわけいこく

大分県中部、大分川支流、由布川上流の渓谷。由布市挾間町(はさままち)朴木(ほうのき)・別府市(べっぷし)東山(ひがしやま)にまたがる。標高200~300メートル、凝灰岩が水食を受けて、10~30メートルの崖(がけ)をなし、幅は7、8メートルから4、5メートルにすぎない。このような渓谷が延々10キロメートルも続き、なかには早瀬深淵(しんえん)、甌穴(おうけつ)が連なり、とくに岸壁にかかる飛瀑(ひばく)やこれを伝う滑水の景観は優れている。

[兼子俊一]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android