田峯城跡(読み)だみねじようあと

日本歴史地名大系 「田峯城跡」の解説

田峯城跡
だみねじようあと

[現在地名]設楽町田峯 城

村域東南、標高約三七〇メートルの独立小丘にある。南側に流れる寒狭かんさ川との比高一八〇メートル。郭中に菅沼道喜斎の五輪塔、城所道樹の宝篋印塔がある。城跡の西南、寒狭川と当貝津とうがいつ川合流点にある標高約四六〇メートルに高野たかの砦跡があり、付近にマヤ・乗掛坂のりかけざか市代いちじろなどの地名がみられる。「三河国二葉松」に「作手之内田峯村竜ノ城 菅沼大膳亮定忠、同大膳定広、同小大膳定利於濃州加納領十万石」「同所屋鋪四ケ所 城所道寿・節木久内・今泉孫右衛門・城所清蔵」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android