生暖(読み)なまあたたかい

精選版 日本国語大辞典 「生暖」の意味・読み・例文・類語

なま‐あたたか・い【生暖】

〘形口〙 なまあたたか・し 〘形ク〙 (「なま」は接頭語) いやに暖かい。また、少し暖かみが感じられる。なまあったかい。
蝴蝶(1889)〈山田美妙〉二「白沙の晃めきを鏡として翠色の色上げをば生温い浦風にさせながら」
なまあたたか‐さ
〘名〙

なま‐あたたか【生暖】

〘形動〙 (「なま」は接頭語) いやに暖かであるさま。少し暖かいさま。また、なまぬるいさま。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
※あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉「その晴れ間にはおりおり生ま煖かな日かげも射して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android