琴石村(読み)こといしむら

日本歴史地名大系 「琴石村」の解説

琴石村
こといしむら

[現在地名]富江町長峰郷ながみねごう

丸子まるこ村の西に位置し、南は海に臨む。南東津多羅つたら島が望まれる。長峰郷のうち。江戸時代は初め福江藩領で、富江掛に属した。寛永一四年(一六三七)番所ばんしよ山など領内の七ヵ所に遠見番所を設置(同一八年とも)、番士を詰めさせ異国船の通航を監視させた(五島編年史・五島近古年代記)。慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳に琴石村とみえ、一里山が築かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android