理即(読み)リソク

デジタル大辞泉 「理即」の意味・読み・例文・類語

り‐そく【理即】

仏語六即第一の位。仏性を備えながらこれを知らず、迷いの世界にあって生死輪廻しょうじりんねをしている凡夫の位。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「理即」の意味・読み・例文・類語

り‐そく【理即】

〘名〙 仏語。六即の第一の段階。一切の存在はみな仏の本性をそなえており、本来仏と一体であるが、迷いの世界にあって、まだ仏法を聞かない位。天台宗でいう語。
※真如観(鎌倉初)「我身則ち真如なりと知らず、是を理即(リソク)の仏と名く」 〔摩訶止観‐一・下〕

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