玉露糖(読み)ギョクロトウ

デジタル大辞泉 「玉露糖」の意味・読み・例文・類語

ぎょくろ‐とう〔‐タウ〕【玉露糖】

白砂糖葛粉くずこ片栗粉・ひき茶などを加えて水でこね、木型に入れて玉の形に打ち出した菓子。江戸吉原の名物で、熱湯を注いで飲んだ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉露糖」の意味・読み・例文・類語

ぎょくろ‐とう ‥タウ【玉露糖】

〘名〙 菓子の名。白砂糖に葛粉(くずこ)と片栗粉を加えて水でしめらせてこね、木型に入れて打ち出したもの。江戸吉原の名物で、白色の玉の形をしており、熱湯を注いで飲む。
洒落本・傾城買談客物語(1799)一「そこにある白ひものは何んだ、玉露糖(キョクロタウ)じゃアねへか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android