狡辛(読み)こすっからい

精選版 日本国語大辞典 「狡辛」の意味・読み・例文・類語

こすっ‐から・い【狡辛】

〘形口〙 (「こすからい」の変化した語) けちでずるい。また、悪がしこい。狡猾(こうかつ)だ。こすからい。
※思ひ出(1911)〈北原白秋〉わが生ひたち「あの眼の狡猾(コスッカラ)人士のみが〈略〉生齧りの法律論を闘はして」

こす‐から・い【狡辛】

骨董(1926)〈幸田露伴〉「もとよりヤリクリをして、狡辛(コスカラ)く世を送ってゐるものだから」

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