狐沢村(読み)きつねざわむら

日本歴史地名大系 「狐沢村」の解説

狐沢村
きつねざわむら

[現在地名]水戸市千波せんば

千波湖と桜川低地を挟んで水戸城下と相対する台地上の村。西は払沢はらいざわ村。古くは吉田よしだ村の一部で狐沢新田と称した。「水府地理温故録」の「吉田分郷狐沢村」の項には「此村本郷のみにして新田なく、惣高百壱石四斗弐升三合(中略)の村也。(中略)家数拾壱弐軒、惣人別六拾人余。馬僅弐三疋有りと聞。御検地帳の上書には、常陸国茨城郡吉田郷分内狐沢御検地水帳、正徳三年戌九月廿一日(中略)と有り。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android