狄踰嶺山脈(読み)てきゆれいさんみゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「狄踰嶺山脈」の意味・わかりやすい解説

狄踰嶺山脈
てきゆれいさんみゃく / チョクユリョンサンメェク

朝鮮の北部中央から南走している狼林(ろうりん)山脈中の小白山から、西南西方向をとり黄海(朝鮮半島では西海とよぶ)に向かう山脈。山脈は長さ250キロメートル、高さ800~1500メートル。山体は花崗片麻(かこうへんま)岩で、鴨緑江(おうりょくこう)や清川(せいせん)江によって侵食された結果、山脈が南北に屈曲されている。

[魚 塘]

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