狂言尽(読み)きょうげんづくし

精選版 日本国語大辞典 「狂言尽」の意味・読み・例文・類語

きょうげん‐づくし キャウゲン‥【狂言尽】

〘名〙
能楽で、狂言だけを上演すること。また、その会。
東京日日新聞‐明治三六年(1903)二月二七日「喜多舞台に、第一回狂言尽を催すこととなりたるが」
② (若衆歌舞伎が禁止され、野郎歌舞伎が再開されたときの「物真似狂言尽し」の略称) 歌舞伎芝居のこと。
※子孫鑑(1667か)上「上るりあやつり・狂言(キャウゲン)づくし、惣別見物なども折節はよからんか」

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