犬防(読み)いぬふせぎ

精選版 日本国語大辞典 「犬防」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐ふせぎ【犬防】

〘名〙
殿舎町家などの出入口や、道路に面した壁面の前に立てる低い格子。駒寄せ。犬よけ。
侍中群要(1071か)二「戌一剋、蔵人下格子事〈夏立犬防〉」
寺院内陣外陣との境界などに立てる、低くてすかしの粗い柵。いぬぶせ。いぬよけ。
※枕(10C終)一二〇「いぬふせぎのうち見いれたる心ちぞ、いみじうたふとく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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