犀川町(読み)さいがわまち

日本歴史地名大系 「犀川町」の解説

犀川町
さいがわまち

面積:九八・〇〇平方キロ

京都郡の南部に位置し、北は勝山かつやま町・行橋市、東は豊津とよつ町と築上ちくじよう築城ついき町、南は大分県下毛しもげ山国やまくに町、西は田川郡添田そえだ町・あか村・香春かわら町に接する。町域の大部分は英彦ひこ山から延びる山地で、たか(九七九・三メートル)北東斜面に発するはらい川が東部を貫流、中央部をいま川とその支流喜多良きたら川・高屋たかや川が北流し、流域平地が開ける。祓川沿いに国道四九六号が縦走、南端部で国道五〇〇号が分岐し耶馬渓英彦山やばけいひこさん国定公園の山中を縫って走る。北西部はJR日豊本線行橋駅を発して田川市に至る平成筑豊鉄道田川線が通り、東犀川三四郎ひがしさいがわさんしろう駅・犀川駅・崎山さきやま駅がある。

古代から明治中期まで仲津なかつ郡に属した。「和名抄」記載の同郡中臣なかとみ郷・高屋たかや郷・城井きい郷・高家たかや(高屋郷の重複表記とも)が町域に比定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報