特許資料(読み)とっきょしりょう(英語表記)patent material

図書館情報学用語辞典 第5版 「特許資料」の解説

特許資料

発明などに関して特許制度に基づいて作成される願書,明細書と図面特許公報,審査関係書類の総称.いずれも形式と構成が定められている.願書,明細書などは出願者が作成し,特許公報各国特許庁が刊行する.日本の特許制度では,「特許法」「実用新案法」「意匠法」「商標法」があり,特許公報として『公開公報』,『特許・実用新案公報』,『意匠公報』,『商標・商標書換登録公報』などがインターネットで発行されている.特許資料は,特許番号によって識別され,主題検索のための国際特許分類や日本独自の分類が用いられている.さらに各種の抄録誌索引誌データベースが用意されており,検索のための手段は整備されている.日本では,特許庁の開発した「ペーパーレスシステム」によって出願から審査,公報の段階まで電子化されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android