物部菟代(読み)もののべの うしろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「物部菟代」の解説

物部菟代 もののべの-うしろ

日本書紀」にみえる豪族
雄略天皇18年,物部目(め)とともに伊勢(いせ)(三重県)の朝日郎(あさけのいらつこ)攻めを命じられた際,朝日郎の強弓をおそれて進撃せず,これをはじて復命もしなかった。おこった天皇に領有していた猪使部(いつかいべ)をとりあげられ,猪使部は朝日郎を討った物部目にあたえられたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android