物切(読み)ものきれ

精選版 日本国語大辞典 「物切」の意味・読み・例文・類語

もの‐きれ【物切】

〘名〙
① よく切れる刃物切れ物
史記抄(1477)五「信臣精卒のすくったる武者が、ここはの物きれを以てあれば」
② 物の切れはし。
※俳諧・伊勢躍音頭集(1674)四「ものきれも惜むべし此としのくれ〈尚光〉」

もの‐ぎれ【物切】

〘名〙 売る品物がなくなること。品切れ
洒落本・当世繁栄通宝(1781)「売方が沢山故、一向に間に不合、ややもすれば舟切だの、もの切だのとことはりをいい」

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