物不知(読み)ものしらず

精選版 日本国語大辞典 「物不知」の意味・読み・例文・類語

もの‐しらず【物不知】

〘名〙
物事を知らないこと。知識のないこと。無知なこと。また、その人。〔温故知新書(1484)〕
※玉塵抄(1563)一九「用いぬ所ではものしらずになっていたぞ」
② 物の道理をわきまえない人。無分別者。わからず屋。
※虎明本狂言・岩橋(室町末‐近世初)「それよりのちはお礼にもまいらひで、さだめて物しらずじゃと思召さう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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