牛込松雲寺門前(読み)うしごめしよううんじもんぜん

日本歴史地名大系 「牛込松雲寺門前」の解説

牛込松雲寺門前
うしごめしよううんじもんぜん

[現在地名]新宿区原町はらまち一丁目

川田ヶ久保かわだがくぼ往還の南側裏通りの南側を占める門前町屋。東は旗組同心組屋敷、西は牛込原町二丁目経王きようおう寺、南は松雲寺境内、北は牛込原町一丁目。曹洞宗松雲寺は元和二年(一六一六)市谷南寺いちがやみなみてら町で開かれたが、同所は寛永一二年(一六三五)御用地となったため、市谷川田ヶ久保の当地に移った。同時に境内のうち上門前二九坪余・下門前四一坪余を門前町屋とした。享保一〇年(一七二五)に青山からの出火によって類焼し、門前町屋は四年間中絶したが、同一三年に家作普請を許可され、延享二年(一七四五)に町奉行支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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