片身下す(読み)かたみおろす

精選版 日本国語大辞典 「片身下す」の意味・読み・例文・類語

かたみ【片身】 下(おろ)

① 魚を料理するとき、背骨を境に平たく半分に切り分ける。
※当流節用料理大全(1714)「片背切とは〈略〉右にても左にても片身(カタミ)をろして平せぎりのごとく、片方に骨を付て、尾の方よりきる事也」
物事の半分を終える。物事を半分にする。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一「正月を片身をろせば小豆かゆ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android