片籠手・片小手(読み)かたこて

精選版 日本国語大辞典 「片籠手・片小手」の意味・読み・例文・類語

かた‐こて【片籠手・片小手】

〘名〙 軍陣にのぞみ、射向(いむけ)の左の手だけに小手を着けること。多く、合戦の際、きき腕(右手)の自由が妨げられないように、右腕には着けない。
太平記(14C後)六「片小手(カタコテ)に腹当して、諸具足したる中間五百余人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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