片皮(読み)かたかわ

精選版 日本国語大辞典 「片皮」の意味・読み・例文・類語

かた‐かわ ‥かは【片皮】

〘名〙
① 馬に乗る時に、腰から脚にかけておおった左右一双の行縢(むかばき)の、片一方。一懸(ひとか)けの半分
古今著聞集(1254)一六「行縢(むかばき)を人にかりたりけるに、一懸(ひとかけ)かしたりけるを見て、〈略〉片方をばかへして、其暁になりて、かた皮に左右の足を入て、馬にのらむとしけるに、なじかはのられん」
② 鯨の丸切りの両わきの皮。
※鯨肉調味方(1832)「片皮(カタカハ) 丸切の両脇の皮を云。こと所の皮よりも油少し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android