片原通(読み)かたはらどおり

日本歴史地名大系 「片原通」の解説

片原通
かたはらどおり

[現在地名]新潟市東堀前通ひがしほりまえどおり一―一一番町・東堀通ひがしぼりどおり一―一二番町

本町ほんちよう通の西側に並行して南北に連なる町で、通りに沿って中央を東堀が流れる。元和三年(一六一七)の新潟新町材木町建設覚(新潟町会所文書)には「かた町」と記され、旧来の町場である本町(のちの古町)と「かた町」にある蔵や座敷を壊してまで新町に引越してはならないと命じている。同時に任命された肝煎も「本町通片原町共」で四名とされ(同文書)、本町と隣りあう当地にはすでにかなりの家並があり、本町と一体の町であったとみられる。

東堀の東側は上一ノ町から順次北へ六ノ町まで連なり、ひろ小路の先は上・中・下のはま町三町が続く。西側は南部の鍛冶かじ小路までは小揚こあげ(現東堀通一―四番町)とよばれ、順次二ノ町から六ノ町まで北に連なり、広小路から風間かざま小路までは鍛冶町、その先が中浜町・下浜町となる(慶応二年新潟分間絵図「新潟市史」所載)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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