片便り(読み)カタダヨリ

デジタル大辞泉 「片便り」の意味・読み・例文・類語

かた‐だより【片便り】

手紙を出しても、相手からは返事が来ないこと。
「其の時は―で、今日まで知らずに居たんですよ」〈鏡花・白鷺〉
一方からのみ便りをする便宜があること。片便宜かたびんぎ
「―なればこの返しもせずなりぬ」〈為忠集・詞書

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