爽らか(読み)サワラカ

デジタル大辞泉 「爽らか」の意味・読み・例文・類語

さわ‐らか〔さは‐〕【爽らか】

[形動ナリ]《歴史的仮名遣いは「さわらか」とも》
ごたごたしていないで、さらりとしたさま。さっぱり。
「けざやかなる髪のかかりの、少し―なるほどに薄らぎにけるも」〈初音
話し方などがはっきりしているさま。きっぱり。
「なほ勘当し給はば、ちることふみにても書きて見せ奉らむと、―に宣へば」〈海人刈藻・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「爽らか」の意味・読み・例文・類語

さわ‐らか さは‥【爽らか】

〘形動〙 (歴史的かなづかいは「さわらか」とも)
① さっぱりしているさま。さわやかなさま。きよらかなさま。
※枕(10C終)五四小舎人童、ちひさくて髪いとうるはしきが、筋さはらかに」
② はっきりとしているさま。きっぱりとしたさま。
※海人刈藻物語(1271頃)三「なほ勘当し給はば、ちることふみにても書きて見せ奉らむと、さはらかに宣へば」

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