爪垢(読み)つめあか

精選版 日本国語大辞典 「爪垢」の意味・読み・例文・類語

つめ‐あか【爪垢】

〘名〙
① 爪にたまった垢。
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「一本を、爪垢(ツメアカ)のたまった指先で引っ張り出した」
② わずかばかりの物のたとえ。爪の垢。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴一九「爪垢(ツメアカ)ばかりの銭争ふものと」

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