燃灯・然灯(読み)ねんとう

精選版 日本国語大辞典 「燃灯・然灯」の意味・読み・例文・類語

ねん‐とう【燃灯・然灯】

[1] 〘名〙 灯燭をともすこと。また、その灯。法会に際してはたくさんの灯を燃やして仏を供養する。
書紀(720)朱鳥元年六月(北野本南北朝期訓)「丁亥に勅して百官の人等を川原寺に遣して燃燈(ネントウ)供養(くやう)す」
※米沢本沙石集(1283)三「又金剛経に釈迦大師、昔、菩提心を発(おこ)菩薩の行を行じて、燃燈(ネントウ)の記をうけ給し事を説として」 〔大智度論二五

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