熱る(読み)ホトオル

デジタル大辞泉 「熱る」の意味・読み・例文・類語

ほとお・る〔ほとほる〕【熱る】

[動ラ四]
熱を発する。熱くなる。また、ほてる。ほとぼる。
「胸―・りて、堪へ忍びがたし」〈沙石集・五本〉
腹を立てる。怒る。
「さるべきこともなきを―・りいで給ふ」〈・一六二〉

いき・る【熱る/×熅る】

[動ラ四]
あつくなる。ほてる。むしむしする。
「眼かかやき、耳―・り、血のみちのび」〈醍醐寺本遊仙窟康永三年点〉
激しく怒る。
「てかけは―・って、とがもない伝三郎にいひかぶせしゃるなと」〈浄・卯月の紅葉

ほとぼ・る【熱る】

[動ラ五(四)]熱を発する。熱くなる。
「火箸ワマダ―・ッテイル」〈和英語林集成

ほと・る【熱る】

[動ラ五(四)]熱くなる。熱を帯びる。ほてる。
「頭ガ―・ル」〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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