熊堂村(読み)くまどうむら

日本歴史地名大系 「熊堂村」の解説

熊堂村
くまどうむら

[現在地名]笹神村熊堂

北のじんヶ峰の山麓に位置し、東は村岡むらおか村、北西高関たかせき村に接する。寛文一三年(一六七三)の村上御領分組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)では笹岡組に属し、貞享元年(一六八四)郷村高辻帳には高五〇石余とある。元禄郷帳には村岡村枝郷とあり、宝永四年(一七〇七)頃の元笹岡組御巡見御案内帳(渡辺家文書)によれば高二三六石余・田畑反別一八町六反余、家数二四、男七〇・女六八。

熊堂村
くまんどうむら

[現在地名]丸岡町熊堂

磯部島いそべしま村の西、九頭竜くずりゆう川右岸の自然堤防上に位置する農村。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では磯部南保に含まれると思われるが、同六年九月九日付山川菊松宛結城秀康知行宛行状(山川家文書)に丸岡領のうち「熊野堂村」(高二八九・五三石)がみえる。正保二年(一六四五)松岡藩領、享保六年(一七二一)再び福井藩領となる。

安永二年(一七七三)福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると田一〇町余、畑四町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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