無腹立(読み)ないばらをたつ

精選版 日本国語大辞典 「無腹立」の意味・読み・例文・類語

ないばら‐を‐た・つ【無腹立】

連語〙 深い恨みからでなく、一時の怒りで立腹する。わけもなく立腹する。一説に、「ないばら」を「泣い腹」の意とし、泣いて腹を立てる、負けて腹を立てる、の意ともいう。
大鏡(12C前)三「その随身の、やがてむまのうへにて、ないはらをたちて、みかへるままに」

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