無礼講・不礼講(読み)ぶれいこう

精選版 日本国語大辞典 「無礼講・不礼講」の意味・読み・例文・類語

ぶれい‐こう【無礼講・不礼講】

〘名〙 身分上下の別なく、礼儀を捨てて行なう宴。むらいこう。⇔慇懃(いんぎん)講
花園天皇宸記‐元亨四年(1324)一一月一日「不衣冠、殆裸形、飲茶之会有之〈略〉此衆有数輩、世称之無礼講〈或称破礼講〉之衆云々」
太平記(14C後)一「能く能く其の心を窺ひ見ん為に、無礼講(ブレイカウ)と云ふ事をぞ始められける」

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