焚荒(読み)たきすさむ

精選版 日本国語大辞典 「焚荒」の意味・読み・例文・類語

たき‐すさ・む【焚荒】

〘自マ四〙
① 焚いた火の勢いが衰えて、細々と燃える。また、衰えてきたたき火が、そのままにされている。たきすさぶ。
宴曲宴曲集(1296頃)四「焼(タ)きすさみたる漁り火の煙に紛ふ朝霞」
② 焚いた火の勢いが、強くなる。たき火がはげしく燃える。たきすさぶ。
※新千載(1359)恋一・一一一一「たきすさむ我が下燃の烟こそ人目に絶えぬ思ひなりけり〈惟宗忠貞〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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