デジタル大辞泉
「烏柄杓」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
からす‐びしゃく【烏柄杓】
〘名〙 サトイモ科の多年草。古代に中国から帰化したと考えられ、全国各地で生える。径一センチメートルの
塊茎から長さ一〇~二〇センチメートルの柄をもつ葉を一~三個出す。
葉柄の
中部あるいは上端に小さなむかごがある。葉身は
楕円形ないし
披針形の小葉。夏、長さ二〇~三〇センチメートルの花茎を出し、緑色の
仏焔苞に包まれ
上部に細長い付属体をもった肉穂花序をつける。苞が
帯紫色のものをムラサキハンゲ、小葉の細いものをホソバハンゲという。
有毒植物だが漢方では根を乾燥させたものを半夏
(はんげ)といい、
薬用とする。漢名、半夏。へそくり。へぶす。すずめのひしゃく。ひしゃくそう。《季・夏》 〔多識編(1631)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
烏柄杓 (カラスビシャク・カラスノヒサク)
学名:Pinellia ternata
植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報