烏扇(読み)カラスオウギ

デジタル大辞泉 「烏扇」の意味・読み・例文・類語

からす‐おうぎ〔‐あふぎ〕【×烏扇】

《「烏扇うせん」を訓読みにした語》アヤメ科植物ヒオウギ古名
蓬生よもぎふは様異なりや庭のおもに―のなぞ茂るらむ」〈山家集・中〉

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精選版 日本国語大辞典 「烏扇」の意味・読み・例文・類語

からす‐おうぎ ‥あふぎ【烏扇】

〘名〙 植物「ひおうぎ(檜扇)」の古名。《季・夏》 〔本草和名(918頃)〕
※山家集(12C後)下「蓬生はさまことなりや庭の面にからすあふぎのなぞ茂るらん」

う‐せん【烏扇】

〘名〙 植物「ひおうぎ(檜扇)」の異名
※本草和名(918頃)「射干一名烏扇〈略〉和名加良須阿布岐」

からす‐の‐おうぎ ‥あふぎ【烏扇】

〘名〙 植物「ひおうぎ(檜扇)」の異名。

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普及版 字通 「烏扇」の読み・字形・画数・意味

【烏扇】うせん

おうぎ

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動植物名よみかた辞典 普及版 「烏扇」の解説

烏扇 (カラスオウギ)

植物。アヤメ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ヒオウギの別称

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