精選版 日本国語大辞典 「為落」の意味・読み・例文・類語
し‐おと・す【為落】
〘他サ五(四)〙
① すべきことをし忘れる。
※四河入海(17C前)一「物の注をするが大事なぞ。しをとせばけがであるほどにぞ」
② おとしいれる。また、ないがしろにする。無視する。
③ 苦心して手に入れる。
※浄瑠璃・椀久末松山(1710頃)下「太夫をしをとした客めがとん病死にして」
し‐おとし【為落】
〘名〙 すべきことをし忘れること。しおとすこと。しおち。
※百丈清規抄(1462)二「荼毘の儀式なん共無為になんのしをとしもなく過てさふと云ぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報