為出だす(読み)シイダス

デジタル大辞泉 「為出だす」の意味・読み・例文・類語

し‐いだ・す【出だす】

[動サ四]
しいず1」に同じ。
さかな警策かうざくに―・されたり」〈宇津保・内侍督〉
しいず2」に同じ。
討手大将と聞えしかども、させる―・したることもおはせず」〈平家・五〉
しいず3」に同じ。
「両寺の大衆だいしゅ額打論がくうちろんといふこと―・いて、互ひに狼藉らうぜきに及ぶ」〈平家・一〉
世の中で初めてする。また、考え出す。考案する。
「安部川紙子に縮緬ちりめんを―・し、…この所の名物となり」〈浮・永代蔵・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android