為侘(読み)しわぶ

精選版 日本国語大辞典 「為侘」の意味・読み・例文・類語

し‐わ・ぶ【為侘】

〘他バ上二〙 どうしてよいか手をくだすのに苦しむ。途方にくれる。しあぐむ。もてあます。
大和(947‐957頃)一四七「これもかれも月日を経て家の門に立ちて、よろづに心ざしをみえければしわびぬ」
古本説話集(1130頃か)六九「男、しわびて、わが身は、さは、観音にこそありけれ。ことは、法師になりなんと思ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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