灰吹(読み)はいふき

精選版 日本国語大辞典 「灰吹」の意味・読み・例文・類語

はい‐ふき はひ‥【灰吹】

〘名〙
タバコ盆についていて、タバコの吸がらを吹き落としたり、たたき入れたりする筒。多くは竹製。吐月峰(とげっぽう)。はいがら。はいはいぶき
※俳諧・桜川(1674)秋二「灰吹に煙もこるや若たばこ〈治尚〉」
梅津政景日記‐慶長一七年(1612)三月九日「院内にて灰吹を致候に、炭無之候て不罷成
③ (「はいぶき」とも) 「はいふきぎん(灰吹銀)」の略。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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