火炎・火焔(読み)かえん

精選版 日本国語大辞典 「火炎・火焔」の意味・読み・例文・類語

か‐えん クヮ‥【火炎・火焔】

〘名〙
① 燃え立つ火。ほのお。
続日本紀‐延暦七年(788)七月己酉「当大隅国贈於郡曾乃峯上火炎大熾響如雷動
平家(13C前)九「赤旗多くうちたてたれば、春風に吹かれて天に翻るは、火炎のもえあがるにことならず」 〔易林‐屯之坎〕
※宇治拾遺(1221頃)三「年比、不動尊の火焔をあしく書きける也」
※談義本・根無草(1763‐69)後「後光の火焔(クヮエン)がござらぬ故、頭巾着ぬ大黒同前」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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