瀕死のガラテア人(読み)ひんしのガラテアじん(英語表記)Dying Gaul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀕死のガラテア人」の意味・わかりやすい解説

瀕死のガラテア人
ひんしのガラテアじん
Dying Gaul

ギリシア彫刻。前 220年頃の原作ローマ時代の模刻。ペルガモン出土で,かつてローマのビラ・ルドビシのコレクションであったが,教皇クレメンス 12世の時代にカピトリーノ美術館に移された。古くは「瀕死闘士」と呼ばれた。右胸に傷を負い楯の上に倒れかかり,右手で身体を支え,左手で右足の痛みを押えている。剣,鞘,吊皮は後補。 (→ガラテア人とその妻 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android