デジタル大辞泉
「澆季」の意味・読み・例文・類語
ぎょう‐き〔ゲウ‐〕【×澆季】
《「澆」は軽薄、「季」は末の意》
1 道徳が衰え、乱れた世。世の終わり。末世。
「―溷濁の俗界」〈漱石・草枕〉
2 後の世。後世。末代。
「―にこれを伝へたり」〈平治・上〉
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ぎょう‐き ゲウ‥【澆季】
〘名〙 (「澆」は軽薄、「季」は末の意)
① 道徳の薄れた
人情軽薄な末の世。末世。
澆末(ぎょうまつ)。
※
平家(13C前)一「是も世澆季に及んで、人梟悪をさきとする故也」 〔北史‐周武帝紀〕
② のちの世。後世。
※平治(1220頃か)上「書かれたる
手跡又妙にして、澆季に是れを伝へけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「澆季」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報