漏聞・洩聞(読み)もれきく

精選版 日本国語大辞典 「漏聞・洩聞」の意味・読み・例文・類語

もれ‐き・く【漏聞・洩聞】

〘他カ五(四)〙
① ひそかに聞く。また、世間の噂となっているのを耳にする。人づてに聞く。
※青表紙一本源氏(1001‐14頃)若菜上「おのづからもれきき給ふたよりありければ」
② 「聞く」をへりくだって言う語。

もれ‐きこ・える【漏聞・洩聞】

〘自ア下一(ヤ下一)〙 もれきこ・ゆ 〘自ヤ下二〙 話や音がもれて聞こえる。また、隠し事などが世間に広まる。
讚岐典侍(1108頃)上「参らするままに申さんと、おびただしく申ちらしけりなど、もれきこえてあしき事もや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android