漆ヶ淵(読み)うるしがふち

日本歴史地名大系 「漆ヶ淵」の解説

漆ヶ淵
うるしがふち

日野川と足羽川との落合にある。「越前地理指南」は「此辺安居川と云漆ケ淵 水二丈二尺 二口の所川幅卅二間」と記す。「越前国名蹟考」は「影響録云」として次のように記す。

<資料は省略されています>

この付近は好漁場でもあったので禁漁区とされ、藩主の川遊びの場となり、城下御舟おふね町から六条丸に乗船して遊覧した。「国事叢記」の明和七年(一七七〇)七月一一日条に「漆ケ淵鯉川被成、五時過御出、暮時被入、鯉七喉・鱸十六・まるた十五本・鯰一、御休所大瀬村新右衛門、御内々銀五匁被下甚御機嫌能」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android