滬寧鉄道(読み)こねいてつどう(英語表記)Hu-ning tie-dao; Hu-ning t`ieh-tao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「滬寧鉄道」の意味・わかりやすい解説

滬寧鉄道
こねいてつどう
Hu-ning tie-dao; Hu-ning t`ieh-tao

中国,上海 (滬) から蘇州常州を経て南京 (寧) にいたる鉄道全長 312km。上海-呉淞間はジャーディン・マジソン商会により光緒2 (1876) 年に開通したが,翌年清朝政府はこれを買収して撤去した。しかし同 22年に南洋大臣から建設が奏請され,鉄路総公司が工事を進めることとなった。一方イギリスは,上海-南京間の鉄道敷設権を清朝政府に強要し,やがて鉄路総公司督辧盛宣懐と中英公司によって,同 24年上海-呉淞間,同 34年上海-南京間が開通した。現在では津滬鉄道の一部となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android