滅定(読み)めつじょう

精選版 日本国語大辞典 「滅定」の意味・読み・例文・類語

めつ‐じょう ‥ヂャウ【滅定】

〘名〙 仏語。心のはたらきがすべて滅した禅定。また、その境地。心のはたらきがなくなった無心の境地で、不還果(ふげんか)以上の聖者が心の静けさを求めるために、呼吸を止める想いを抱いて行なうもの。
雑談集(1305)四「不滅定(メツヂャウ)、現威儀」 〔維摩経‐上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android