湯の川温泉(北海道)(読み)ゆのかわおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯の川温泉(北海道)」の意味・わかりやすい解説

湯の川温泉(北海道)
ゆのかわおんせん

北海道南部、函館市(はこだてし)の中心街の東部にある温泉。津軽海峡に臨み、松倉川両岸に旅館が並ぶ。1654年(承応3)松前千勝丸(松前藩5代藩主高広)が湯治をしたといわれる。1869年(明治2)の箱館戦争の傷病兵療養にも利用された。泉質塩化物泉。付近には、温泉熱を利用した市立熱帯植物園、海水浴場、函館競馬場、トラピスチヌ修道院、見晴(みはらし)公園(国の名勝「香雪園」を含む)などがある。函館空港が近く空港からのバスのほか、函館駅から市電、バスが通じる。

[瀬川秀良]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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