温泉療法(読み)オンセンリョウホウ

デジタル大辞泉 「温泉療法」の意味・読み・例文・類語

おんせん‐りょうほう〔ヲンセンレウハフ〕【温泉療法】

温泉を利用して病気や外傷を治療する方法。入浴のほか、飲用・洗浄・蒸気浴なども行われる。

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精選版 日本国語大辞典 「温泉療法」の意味・読み・例文・類語

おんせん‐りょうほう ヲンセンレウハフ【温泉療法】

〘名〙 温泉の化学的効力を利用して病気を治療する方法。おもに慢性病に適用される。浴療法、飲泉療法、吸入、うがい療法がある。
神経病時代(1932)〈佐多芳久〉「疲れた場合は入浴するとよいのです。温泉療法がよいのも、このためです」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「温泉療法」の意味・わかりやすい解説

温泉療法
おんせんりょうほう

天然の化学物質が溶け込んでいる水を利用した水治療法の一つ。温泉療法に利用する温泉を療養泉という。療養泉とは、鉱泉のうち、とくに病気の治療目的に供しうるものをいい、源泉(温泉湧出(ゆうしゅつ)口)での温度が25℃以上で、遊離二酸化炭素、銅イオン、総鉄イオン、アルミニウムイオン、水素イオン、総硫黄、ラドンのうち、いずれか一つは含有するものと定義されている。溶存する化学物質は、温泉法(昭和23年法律125号)に規定されている温泉の溶存物質と療養泉の場合は異なるところがあり、いわゆる温泉と療養泉とはかならずしも一致しないわけである。以下、ここでいう温泉は療養泉をさす。

[小嶋碩夫]

日本の温泉

日本ほど温泉が多く、また日本人ほど温泉好きな国民は世界でも珍しい。日本の温泉を外国の温泉に比べると、いくつかの特徴があげられる。まず43℃以上の高温泉が多いこと、泉質が豊富で酸性やアルカリ性の強いものが実際に医療的に使われているほか、利用法として入浴が主になっていることなども、特色の一つである。

 日本では湯治(とうじ)と称し、代表的な民間療法として古くから慣習的に利用してきたが、これを近代医学の目で見直したのは、1876年(明治9)来日したドイツの内科学者ベルツで、日本の温泉医学の祖とされている。ベルツは草津温泉をはじめ、伊香保(いかほ)、熱海(あたみ)、箱根などの諸温泉について研究し、広くヨーロッパに紹介した。それ以来温泉の研究が進展し、多くの温泉地に温泉研究施設や療養施設ができ、近年は温泉利用のリハビリテーション専門の病院や療養所が設けられている。しかし多くの温泉地では、医師の診察、指導もなく湯治が行われており、一方では歓楽や遊興の色彩が濃く、それのみといった温泉地も多いのが現状である。これに対して草津温泉のように、温泉地のあり方を含めた町ぐるみで考える新しい温泉利用の動きもあり、後述のような日本温泉気候物理医学会による専門医(温泉療法医)の認定なども行われているが、諸外国に比べて基本的な温泉療養に対する社会保障制度がなく、これだけでも大きく立ち後れている。

[小嶋碩夫]

外国の温泉

ヨーロッパの温泉が日本の温泉と異なる点は、数が少ないうえに温度も低いが、それぞれ含有成分の量が多く、そのほとんどが濃厚であることで、これが入浴よりも飲泉を主とする理由の一つでもある。

 昔はヨーロッパでも豪華な浴場を設けて華やかな社交・娯楽の場として利用した時代もあったが、今日では文字どおりの療養泉といった様相を呈している。すなわち、病院はもとより、飲泉所や吸入室、運動浴や圧注などの水治療法施設、鉱泥治療室、温泉プール、日光浴室のほか、野外劇場やコンサート・ホールなどのある保養公園をはじめ、スポーツ施設や図書館、博物館、社交場など長期療養に必要なあらゆる施設が整っている。さらに心臓の湯として有名なドイツのナウハイム温泉には循環器病の研究で知られるマックス・プランクMax Plankの研究所があり、腎臓(じんぞう)病によいといわれるフランスのエビアン温泉には国内屈指の腎臓研究所があるなど、各温泉地にはその温泉のおもな適応症の専門医がいて温泉療養の指導を行い、かならずそこで処方をもらって温泉治療をする仕組みになっており、必要な食事療法の指導も行っている。

 このように、外国の温泉は、温泉療養が中心であり、健康保険などの社会保障制度が導入されているために長期療養も安心して受けられる点で、日本の湯治はもとより、歓楽街を中心とした温泉地とは根本的に違っている。

[小嶋碩夫]

療養泉の泉質分類

療養泉は、その利用に資する目的で、含有する化学成分に基づいて分類されている。主要項目を次に列挙しておく。〔1〕塩類泉―(1)塩化物泉、(2)炭酸水素塩泉、(3)硫酸塩泉、〔2〕単純温泉、〔3〕特殊成分を含む療養泉―(1)特殊成分を含む単純冷鉱泉、(2)特殊成分を含む単純温泉、(3)特殊成分を含む塩類泉、〔4〕特殊成分を2種以上含む療養泉、〔5〕泉温による塩類泉の分類、〔6〕副成分による塩類泉の細分類。

 なお、1978年(昭和53)に鉱泉分析法が改定されて、従来の含有成分によって構成された塩類表中心から、溶有イオンに重点を置いた分類表を用いるようになり、泉質名もそれに従って改称された。たとえば、単純炭酸泉が単純二酸化炭素泉、重曹泉がナトリウム―炭酸水素塩泉、食塩泉がナトリウム―塩化物泉などとよばれるようになったが、従来親しまれてきた旧泉質名もまだ使われており、併記されている場合が多い。

[小嶋碩夫]

温泉の医治的効用

温泉の化学成分による特異的な薬理作用をはじめ、温熱、浮力、水圧などの物理的因子、温泉地の地理的環境や浴客の生活様式の変化などによる転地効果、その他いろいろな因子に対する生活反応の総合的効果として温泉の医治的効用が考えられる。

〔1〕物理的作用 温度刺激は泉温と皮膚温との差が大きいほど大である。この差がもっとも少ない不感温度(36℃前後で、炭酸ガスを多量に含有するとやや低くなる)で入浴すると、身体に与える影響が少なく長時間の入浴が可能であり、鎮静的な効果がある。しかし日本人は一般に高温を好み、微温浴の利用者は少ない。

 入浴すると水圧で身体が圧迫され、血液が心臓へ逆流するようになり、心臓の負担が増加する。冷水では皮膚血管が収縮し、この影響がさらに大きくなる。熱い湯でも一過性に皮膚血管が収縮して血圧の初期上昇がおこるので、高血圧症や心臓病の患者が急いで冷水や熱い湯に入るのはよくない。熱い湯では、いったん収縮した皮膚血管がやがて拡張してくるので、血圧が低下する。長湯していて湯からあがったとたんに脳貧血をおこすことさえあるが、この予防として経験的にかぶり湯が行われてきた。これは入浴前に頭部へ湯をかけ、あらかじめ頭部の血管を拡張させておくわけで、血圧の上昇と低下に対処できる。なお、水圧は単独にも圧注法や灌水(かんすい)法として利用され、滝の湯(打たせ湯)などは日本古来の圧注法の一種である。

 水の浮力は体重を軽くさせるので、普通、重力に対抗するだけの力がないほど減弱した筋力でも、ゆっくり動かせば四肢の運動が可能になる。また温熱作用によって筋肉の拘縮(こうしゅく)と痛みも緩解(かんかい)するので、運動がさらに容易になるとともに、自動運動によって筋肉の血流が増加し、萎縮(いしゅく)した筋肉の回復にとっては一段と効果が大きくなる。こうした微温浴と運動の併用は、筋肉や関節の病気の回復にもっとも有効な手段で、これに温泉成分の神経や運動器に及ぼす医学的効果も加わるため、現在ではリハビリテーションの分野で広く利用されている。

〔2〕化学的作用 温泉中には化学物質が大部分はイオンの形で溶け込み、入浴によってこれが皮膚を通して体内に入る場合と、皮膚表面に付着する場合がある。体内に浸透する量は一般の治療薬に比べてはるかに少ないが、全身の皮膚から徐々に入り皮下の結合織に変化をおこして全身的な防衛反応を引き起こす。皮膚表面に付着する例としては、塩化ナトリウムは水分の蒸発を妨げて保温作用を現し、硫黄(いおう)は皮膚の軟化作用や角質溶解作用を示し、また硫酸アルミニウムには皮膚の収斂(しゅうれん)作用がある。

〔3〕その他 転地による気候医学的および精神的な影響をはじめ、日常勤務や家事からの解放、食事の変化なども有利に働いている。

 要するに、温泉療法とは、化学療法や手術療法などのように病気の外因に対して直接働きかけるものではなく、患者の身体に直接働きかけて病気に対する抵抗力を高め、生活活動を整調化することによって治療効果を現すものである。したがって、ある程度の日時(約2~3週間以上)が必要であり、この間に含有成分の特殊作用による特有の薬理学的効果が期待される。この全身変調作用が効用にとってはとくに重要である。しかし、3~4週間経過すると温泉に対する慣れが出てきて効果がすこしずつ低下するので、3~4週間を1回りとして休みを挟んで繰り返すのが適当である。これは、経験的に1回りは短くて10日から2週間、やや長くて1か月といわれてきたことと合致する。この効果は療法終了後も数か月続くとみられるので、温泉療法は1か月から6か月ほどの間隔を置いて繰り返すようにするのが理想的である。

[小嶋碩夫]

温泉の医治的利用

おもな医治的利用法は入浴と飲泉である。日本では入浴が主体で、飲泉はごく一部の温泉で行われているにすぎず、前述のようにヨーロッパとは逆になっている。このほか、うがい、灌注(かんちゅう)、洗浄などの利用法もあり、温泉を噴霧吸入したり、温泉のガスを吸入するものもある。また温泉熱や蒸気あるいは噴気を利用しての蒸し湯も行われ、清涼飲料としての二酸化炭素泉の利用、温泉の泥を利用する鉱泥浴や鉱泥湿布も行われている。

 なお、時間湯や微温長時間湯など、古くから特殊な入浴法として知られるものについては、湯治の項目で解説する。

[小嶋碩夫]

入浴上の注意

最初の数日は1日1回くらい入浴し、徐々に1日2回ないし3回まで増やしていく。入浴時間は温泉の温度にもよるが、3分ないし10分間とし、慣れるにしたがって延長してよい。湯ただれをおこしやすい人は浴後に真水で身体を洗うかふき取るが、普通は温泉成分を洗い流さずに、一定時間、湯冷めしないように休息する。熱い温泉に入るときは、かけ湯をして身体を温めるか、かぶり湯をする。食事の直前や直後の入浴は避けるようにするが、とくに飲酒しての入浴は注意する。

[小嶋碩夫]

飲泉上の注意

飲泉は温泉湧出口の新鮮なものを用いる。1回量は普通100~200ミリリットル程度であるが、強塩泉や酸性泉、含アルミニウム泉および含鉄泉は、その泉質と濃度によって減量または希釈して飲用し、その1日量は200~1000ミリリットルまでとする。普通は食前30分から1時間、または空腹時に飲用し、夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けるが、含鉄泉、放射能泉およびヒ素またはヨウ素を含有する温泉は食後に飲用し、含鉄泉飲用の直後には茶やコーヒーなどを飲まない。

[小嶋碩夫]

湯あたり

温泉療法開始後3日ないし1週間前後に、だるさ、食欲減退、眠気または不眠、頭痛、めまい、発熱などの全身症状がみられ、神経痛、下痢または便秘、結石発作、関節痛、発疹(はっしん)などが再燃悪化したようにみえることがある。これを湯あたり(湯さわり、浴湯反応)という。これらの症状は3~4日でしだいに軽快消退し、その後は病気がよくなる。湯あたりは温泉療法の効果とは関係なく、なるべく軽くすませるようにする。症状が激しければ、入湯を休むか、回数を減らす。それでもなお症状がとれない場合や増悪するときは、本来の病気の急性再燃か余病併発の懸念があるので、医師の精密検査が必要になる。

 なお、飲泉療法でも湯あたりがおこるので注意する。また、泉質としては硫黄泉や放射能泉などでおこりやすく、疾患としてはリウマチ、神経痛、肝疾患、痛風などにおこりやすい。

[小嶋碩夫]

適応症

温泉療法が効果を現すとみられる疾患が温泉の適応症で、神経痛、筋肉痛、関節痛やこわばり、五十肩、運動麻痺(まひ)、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾(じしつ)、冷え症、病後回復期のほか、疲労回復や健康増進が一般的適応症である。既述のように温泉の医治的効用は、物理的因子や化学的成分、温泉地の地勢や気候、利用者の生活状態の変化などの総合作用に対する生体反応によるものであり、温泉の成分だけで各温泉の効用を確定することは困難であるが、ここに述べた療養泉の適応症はおおむねその基準を意味するものである。したがって、このほかにも伝統的適応症が考えられるが、これについては専門的知識を有する医師(温泉療法医など)の意見を参考にすることが望ましい。これらは次に述べる禁忌症についても同様である。

 なお、適応症にある慢性消化器病は、胃炎をはじめ、胃酸過多症、胃酸減少症、胃腸過敏症、胆嚢(たんのう)手術後の後遺症なども含まれている。

[小嶋碩夫]

禁忌症

温泉を利用したために悪化する疾患を禁忌症といい、温泉を選ぶときは、適応症ばかりでなく禁忌症にも注意する必要がある。一般的禁忌症としては、すべての急性疾患(とくに熱のある場合)をはじめ、活動性の結核、悪性腫瘍(しゅよう)、重症の心臓疾患、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、そのほか一般に病勢が進行中の疾患、あるいは妊娠中(とくに初期と末期)があげられる。高度の動脈硬化症や高血圧症も原則として42℃以上の高温浴は禁忌である。

 なお、一般にリウマチによいとはいっても、子供のリウマチ熱は禁忌であり、また神経痛によいといっても、その原因や病状なども調べずに自己判断で温泉を利用するのは適当でない。飲泉療法を行う場合と同様に、温泉療法医に相談し、処方してもらうのが望ましい。

[小嶋碩夫]

温泉療法医

温泉療法の専門医で、病状を診断したうえで適当な泉質の温泉と利用法を決めてくれる。日本温泉気候物理医学会では、1976年(昭和51)に温泉療法認定医制度を発足させ、厳重な資格審査のうえで温泉療法医を認定している。

[小嶋碩夫]

『大島良雄・矢野良一著『温泉療養の指針』改訂第3版(1991・日本温泉協会)』『日本温泉気候物理医学会編・刊『入浴・温泉療養マニュアル』(1999)』『野口冬人編著『温泉療法――驚異の健康パワー』(2001・現代旅行研究所)』『大塚吉則著『温泉療法――癒しへのアプローチ』第2版(2001・南山堂)』『民間活力開発機構編・刊『温泉療養の手帖』第4版(2003・ビュープロ発売)』『飯島裕一著『温泉の医学』(講談社現代新書)』

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改訂新版 世界大百科事典 「温泉療法」の意味・わかりやすい解説

温泉療法 (おんせんりょうほう)
balneotherapy

温泉を病気や外傷の治療に利用する療法。日本でも古くから親しまれてきた方法である。温泉治療には入浴のほか,飲用法もあって,欧米では飲用として利用されることが多い。近年ではリハビリテーションに温泉が応用されて,効果をあげている。温泉療法は温泉の化学成分,温熱,浮力,水圧,転地効果などの総合作用であるので,温泉によって作用が異なる。

 一般に骨関節疾患や脳卒中,神経麻痺,外傷などでリハビリテーションの過程にあるものが温泉療法の適応である。しかし,疾病の急性期や進行性疾患には用いられない。心臓疾患や高血圧のある場合にも十分な注意が必要で,とくに温浴は37℃前後ならば影響が少ないが,42℃の高温になると交感神経が緊張して一時的に血圧が上昇する。なお温泉の効果はすぐに現れず,1ないし3週間かかるので,療養当初は何回も入浴せず,湯あたりに気をつけながら休養をとるようにする。
理学療法
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百科事典マイペディア 「温泉療法」の意味・わかりやすい解説

温泉療法【おんせんりょうほう】

入浴療法と飲泉(および吸収)療法に大別される。日本では前者が大部分である。温泉の作用には,1.水の物理作用,2.温熱作用,3.含有化学成分の作用,4.正常化作用の四つがある。このうち,1.2.4.は淡水の入浴によっても得られるが,多くの場合,温泉水によって効果が増強される。適応症は慢性リウマチ性の病気,慢性皮膚病,慢性消化器病,神経痛,神経麻痺(まひ),慢性の婦人病,外傷の後療法など。化学成分の作用については温泉の泉質を分類し,それぞれの泉質と病状による浴用,飲用の適・不適についての一覧表が厚生省から示されている。温泉療養では専門医の指示に従うことがたいせつである。すべての急性疾患,慢性肺結核,高度に進行した心臓病,悪性腫瘍(しゅよう)等には温泉を用いてはならない。
→関連項目代替療法タラソテラピー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「温泉療法」の意味・わかりやすい解説

温泉療法
おんせんりょうほう
balneotherapy

温泉を利用した医療。火山国日本の温泉の歴史はきわめて古く,古来信仰や経験と結んで,地域的な温泉利用は多かったが,医学的な応用は江戸時代の後藤艮山に始る。明治初年には E.ベルツが草津温泉の治療効果に注目した。現在は源泉で 25℃以上のものを温泉,それ以下を鉱泉としているが,温泉規定は国によって異なる。温泉治療は浴療法と飲用療法を主とするが,特殊なものとしては鉱泥療法,蒸気浴があり,日本ではおもに入浴を楽しむのに対し,欧米は飲用を主とする。適応は麻痺性疾患,神経痛,胃腸障害などの慢性疾患で,最近ではリハビリテーションの効用もあげられている。すべての急性期の疾患,極度の衰弱,心臓疾患などの場合には温泉療法を行なってはいけない。

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世界大百科事典(旧版)内の温泉療法の言及

【温泉】より

…暖房のみの利用では規定はないが70℃以上あれば高温泉といえる。温泉療法
[液性]
 鉱泉分析法指針では温泉の液性を,湧出時のpHによって表3のように分類している。 酸性泉は物質を溶かす力が強く,したがって成分的に温泉法に該当する泉質を生じやすい。…

※「温泉療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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