渡慶次村(読み)とうきしむら

日本歴史地名大系 「渡慶次村」の解説

渡慶次村
とうきしむら

[現在地名]読谷村渡慶次とけし

高志保たかしつぷ村北の海岸段丘上にあり、西は東シナ海に面する。トゥキシとよばれる。「おもろさうし」巻一五の六八に「とけす」とみえ、絵図郷村帳には「とけす村」とみえ、琉球国高究帳には隣村宇座うーじや(おさ村)と一括されて高頭七二二石余、うち田二七石余・畠六九五石余。なお西隣の儀間じーま村は当村から一八世紀初頭に分村したと考えられる。寛永一五年(一六三八)六月八日の金武朝貞外四名連署証状(旧記雑録)、正保四年(一六四七)八月七日の島津久慶・川上久国連署条書(旧記雑録追録)によれば、これより以前「とけす村之浜」に異国船から南蛮人が上陸

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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