清薗寺(読み)せいおんじ

日本歴史地名大系 「清薗寺」の解説

清薗寺
せいおんじ

[現在地名]市島町下竹田 寺内

竹田たけだ川左岸の高台にある。高野山真言宗、鎌倉山と号し、本尊薬師如来。鬼退治伝説の寺として知られ、縁起によると丹後与謝よさ大岳(現京都府の大江山)にいる悪鬼退治に向かった用明天皇の第三皇子麻呂子親王の開基と伝える。貞和三年(一三四七)九月四日平顕信が石灯籠を建立した。康正元年(一四五五)九月二二日正法寺の別当職と田地前山さきやま権現に寄進された際、清薗寺西蓮院の慶舜が一時これを預かっているが(「清薗寺慶舜正法寺別当職等預り状」冷泉家文書)、詳しい事情は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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