清次袋村(読み)せいじぶくろむら

日本歴史地名大系 「清次袋村」の解説

清次袋村
せいじぶくろむら

[現在地名]喜多方市大道田おおみちだ小田おだ百刈田ひやくかりだ中島なかじま東川原田ひがしかわらだ川原田西かわらだにし行作ぎようさく谷地田上やちだうえ大坪おおつぼ川下かわしも東籠田ひがしかごた西籠田にしかごた前田上まえだがみ永久えいきゆう・さつきがおか

塚原つかはら村の東にあり、東側を田付たづき川が南流する。小荒井組に属し、北は小荒井こあらい村、南は高吉たかよし村。近世には小荒井・塚原両村と並ぶ北方漆器業の中心地で、漆器業を営む家が多かったので塗物ぬりもの町の通称がある。昔当地に住む清次という農民がよく酒袋を作ったので、清次が袋村とよんだのが村名の由来という(新編会津風土記)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に清次袋とみえ、高一三二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android